セラミック治療の流れ|通院回数・期間・痛みは?

「セラミック治療にどのくらいの期間がかかるか知りたい」
「治療後に痛みがないのか心配」

 

このような考えから、治療に踏み出せない方もいらっしゃるでしょう。

セラミック治療とは、

歯の治療に使用する詰め物・被せ物にセラミックを使用する治療方法です。

自然な白さと歯並びが得られる点が特徴です。

 

 

本コラムでは、セラミック治療の基本的な流れや通院回数、

治療期間の目安を紹介し、治療後に痛みが出るケースについても解説します。

「治療前にしっかりと情報を知って納得して決めたい」という方にとって、

安心して治療に臨むための参考となる内容です。ぜひ最後までご覧ください。

 

 

◆セラミック治療の基本的な流れを3ステップで解説
セラミック治療は、以下の流れで行います。

 

①【初回カウンセリング】方針策定
②【口腔内検査】視診 / 触診 / 歯型採取
③【治療開始】土台作り / セラミック装着

 

一つひとつみていきましょう。

 

①【初回カウンセリング】方針策定
初診では、歯科医師が患者さまとカウンセリングを行い、

お悩みや歯の健康状態を確認したうえで、治療方針をご提案いたします。
治療に対する希望や不明点があれば、遠慮なく質問しましょう。

 

②【口腔内検査】視診 / 触診 / 歯型採取
セラミック治療を進める前に、まず口腔内の状態を正確に把握する検査を行います。

視診・触診を通じて、歯ぐきや歯の表面の状態を確認し、

必要に応じてレントゲン撮影や治療前の口腔内写真の記録として残します。
もし、虫歯や歯周病といった疾患が見つかった場合は、

セラミック治療に先立って優先的に治療する必要があります。

歯の健康状態に問題なければ、セラミック歯作成のために歯型を採取します。

 

③【治療開始】土台作り / セラミック装着
土台とは、歯を支えるために必要となるコアです。

土台作りのために歯の一部を削り、歯の根幹にコアを装着します。

土台装着後は仮歯を入れて、セラミック歯の出来上がりを待つことになります。

セラミック歯が出来上がるまでの期間は、1~2週間程度です。

セラミック歯が完成したら、

仮装着で噛み合わせや高さに違和感がないか確認します。

違和感があればその場で歯科医師に伝えましょう。
噛み合わせに問題がなければ、接着して完了です。

 

 

◆セラミック治療の期間はどれくらいかかる?

最短で1ヶ月かからないケースも

セラミック治療にかかる期間は、症例によって異なるものの、

神経治療が不要で、対象となる歯が1本のみの場合は、

約3週間(3回前後の通院)で治療が完了するケースもあります。


一方、神経治療が必要な場合や複数の歯にセラミックを装着する場合は、

処置工程が増える分、治療期間や通院回数が増えてしまいます。
正確な治療期間を知るには、歯科医院のカウンセリングで相談しましょう。

 

◆セラミック治療のあとは痛むときも|痛みの原因は?

セラミック治療のあとで痛みが出る原因として、主に次の要素があげられます。

 

・噛み合わせが合っていない
・虫歯になっている
・一時的な神経過敏状態

 

いずれも、できるだけ早い段階で治療を受けた歯科医院に相談しましょう。

当院では、セラミック治療をはじめとした「メタルレス治療」を取り入れています。

一般的な銀歯治療に比べて自然な白さが得られ、

金属アレルギーの方も安心して利用できるメリットがあります。

詳しくは、以下のコラムを参考にしてください。

見た目だけではない、メタルレス治療のメリット

 

 


Q1:セラミック治療後、気をつける点はありますか?
A1:セラミック治療を終えたあとは、日常のセルフケアが大切です。

詰め物と歯ぐきの隙間に汚れが溜まりやすくなるため、

柔らかめの歯ブラシで丁寧に歯みがきしましょう。

デンタルフロスの使用も有効です。

日常のセルフケアは、セラミックを長持ちさせるために大切です。

 

Q2:歯列矯正と審美的観点によるセラミック治療の違いを教えてください。
A2:歯列矯正とセラミック治療は

どちらも歯並びを改善し見た目を美しくする治療です。

両者の違いは次のとおりです。

 

・歯列矯正:器具を装着して歯を動かす
・セラミック治療:歯のうえにセラミックを被せる

 

歯列矯正は治療に時間がかかるものの、自然な歯を活かせます。

一方のセラミック治療は、健康な歯の一部を削る必要があるものの、

比較的短期間で自然な白さと歯並びが得られます。

治療には一長一短があるため、カウンセリング時に相談して決めると良いでしょう。

 

 

大阪市 平野区 ながやま歯科 永山公太