口腔内スキャナーを使うと、従来の印象材を使った歯型取りよりも簡単に歯型を取れます。
詰め物や被せ物、インプラント、マウスピースなどの作製がスムーズにでき、治療期間の短縮も可能です。
本コラムでは、口腔内スキャナーを使用した場合の治療期間について解説します。
治療期間の短縮にご興味をお持ちの方は、ぜひ参考にしてください。
口腔内スキャナーで治療期間を短縮できる理由
口腔内スキャナーは、歯型取りに使用する光学スキャナーです。
小型カメラで口腔内をスキャンすると、歯や歯ぐきの状態を3Dデジタルデータとして表示できます。
従来の歯型取りは、ゴムのような印象材を噛んで硬化させる方法が主流でしたが、
嘔吐反射が強く出るケースがあり、患者さまが負担を感じることも少なくありませんでした。
一方、口腔内スキャナーは口腔内に小型カメラを入れて1分程度でスキャンが完了するため、
ストレスなく歯型取りができます。X線撮影のような被爆リスクもありません。
従来の歯型取りの特徴や口腔内スキャナーとの比較については、以下のコラムもご参考ください。
「従来の歯型取りと口腔内スキャナーの比較」
口腔内スキャナーの治療短縮効果
従来の歯型取りの場合は、歯型を取った後に石膏を流し込んで模型を作り、技工所に送っ
て詰め物などを作製していました。
一方、口腔内スキャナーで採取した歯型は、そのまま技工所にデータを送信できるため、
従来の歯型取りよりもスムーズに詰め物やマウスピースが作れます。
例えば、インビザライン治療の際に当院で使用している口腔内スキャナー「iTero」を
使用した場合は、従来よりもマウスピースの作製期間を10〜14日程度短縮できます。
iTeroとは、インビザラインを開発した米国アライン・テクノロジー社の口腔内スキャナーです。
負担のない歯型取りや治療期間の短縮を希望される方は、ぜひ当院にご相談ください。
Q1:口腔内スキャナーの光は熱さや痛みを感じる場合がありますか?
A1:スキャン中に熱さや痛みは感じないためご安心ください。
Q2:iTeroはインビザライン治療専用の口腔内スキャナーですか?
A2:虫歯治療・インプラント治療・ホワイトニングなどにも活用できます。