糖尿病は生活習慣病として広く知られています。
しかし、糖尿病になりやすい生活習慣や、対策方法を把握していない方も
いらっしゃるのではないでしょうか。
本コラムでは、糖尿病を予防するための生活習慣について、具体的な方法をご紹介します。
糖尿病の原因やリスクとなる習慣を知りたい方は、ぜひご参考にしてください。
■糖尿病リスクを高める生活習慣とは?
糖尿病は、血糖値をコントロールするインスリンの働きが悪くなり、高血糖状態が続く病気です。
自覚症状が少ない病気であり、疲労感を感じたり、
急激な体重減少が起こることで発覚するケースがあります。
また、眼や腎臓、神経などに合併症を引き起こす場合もあり、全身に支障をきたす病気です。
糖尿病は、遺伝や生活習慣が原因で発症するとされています。
以下は、糖尿病リスクを高める生活習慣の一例です。
・過食や飲酒
・運動不足
・喫煙
・ストレス
・肥満
バランスの悪い食生活や運動不足が続くと、高血圧や肥満になるリスクが高まります。
特に、肥満はインスリンの働きを鈍らせ、糖尿病のリスクを高めるため注意が必要です。
健康的な生活習慣を心がけて糖尿病を予防しましょう。
■糖尿病を予防するために今からできる対策
糖尿病を予防するには、食事や運動など生活習慣を
見直すことで血糖値をコントロールすることが重要です。
糖尿病を予防するために、以下のポイントを心掛けましょう。
・ストレスを溜めないようにする
・適正体重を守る
・食事内容に気をつける
・適度な運動をする
食事は栄養バランスや食べ過ぎに注意し、ゆっくりと食べるようにすると効果的です。
また、運動はウォーキングなどの簡単なものでも効果があります。
いきなり激しい運動をする必要はありません。
ご自身のペースで運動を習慣化しましょう。
バランスのよい食事と適度な運動は糖尿病予防だけでなく、健康維持につながります。
上記の項目を意識して、健康的な状態を維持できるようにストレスを溜めず、
適正体重を守った生活を目指しましょう。
また、糖尿病は自覚症状が現れにくい病気のため、定期的に検診を受けましょう。
Q1:糖尿病は遺伝しますか?
A1:両親が糖尿病に罹患している場合は、40〜50%の確率で子どもも糖尿病を発症する
と考えられています。しかし、糖尿病の原因には生活習慣などの環境的な原因も含まれ
るため、遺伝するとは限りません。
Q2:日本人は糖尿病になりやすいですか?
A2:日本人はインスリンを分泌する働きが、欧米人と比較し低いとされているため、糖尿
病が発症しやすい傾向にあります。バランスの悪い食生活や運動不足など、糖尿病の原
因となる生活が常習化している場合は、リスクが高まるため注意が必要です。