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2024.02.27更新

 

糖尿病と歯周病

 

糖尿病は身体の病気、歯周病は歯の病気とそれぞれ別の病気とお考えかもしれませんが、

実は互いに影響し合う関係です。

 

本コラムでは、糖尿病と歯周病がどのような関係にあるのか詳しく解説します。

歯周病が糖尿病に及ぼす影響について気になる方は、ぜひご参考にしてください。


■糖尿病は歯周病のリスクが高い?

 

糖尿病とは、血糖値を調整するインスリンが十分に働かず、

血糖値が高い状態が慢性的に続く病気です。

 

糖尿病初期は自覚症状がほとんどなく、高血糖状態が続くと喉の渇きや体重減少などの症状が現れます。


一方、歯周病は細菌感染によって炎症が起こる疾患で、

歯肉や歯茎、歯を支える骨(歯槽骨)などを溶かす病気です。

 

歯周病初期は痛みが少ないため発見が遅れるケースがあり、症状が進むと歯を失うリスクがあります。


また、歯周病は糖尿病の合併症の1つで、糖尿病の方は歯周病になりやすいとされています。

その理由は、糖尿病による抵抗力の低下や口の乾きによる口腔環境の悪化が、

歯周病の発症や悪化につながるためです。

 

■歯周病が糖尿病に及ぼす悪影響

 

糖尿病の改善には、適切な血糖コントロールが必要不可欠です。

しかし、糖尿病の方が歯周病になると血糖値に悪影響を及ぼすため注意が必要です。


歯周病は、歯と歯肉の間にある歯周ポケットにプラーク(歯垢)が溜まり、炎症が起きて発症します。

 

歯周病の原因である炎症性物質は、歯周ポケットの血管を経由して体内に放出されます。

この炎症性物質には、インスリンの働きを抑制する機能があるため、

血糖コントロールを悪化させる恐れがあります。

 

歯周病を治療すると炎症性物質が放出されなくなり、

血糖コントロールが正常化されて血糖値が下がるとされています。

 

そのため、歯周病の治療をすると糖尿病の改善が期待できるでしょう。


歯周病と糖尿病は自覚症状が現れにくい病気です。

予防するためには定期健診を受け、変化に気づきやすい環境を整えましょう。


Q1:糖尿病の予防対策はありますか?

A1:糖尿病の原因の1つは、生活習慣とされています。そのため、食事内容に気をつけた
り、適度な運動をなどで適正体重を維持し、健康的な生活習慣を目指すと糖尿病の予防
につながります。


Q2:糖尿病にはどのような種類がありますか?
A2:糖尿病は大きく分けると、1型糖尿病と2型糖尿病の2種類です。また、妊娠中に発見
された糖尿病は、妊娠糖尿病と呼ばれています。そのほかに、薬や病気の影響で高血糖
になり、糖尿病を発症するケースもあります。

 

投稿者: ながやま歯科